2018年度税制改正により、年収850万円以上の給与所得者は所得税が増税となりました。
そこで新たな資産運用の手段として、不動産投資を始める人が増えています。
しかし投資用物件を購入するには、数千万円〜数億円が必要です。
今回はそのような物件を購入する際に頭金がいくら要るのか、また頭金ゼロのフルローンの注意点を解説します。
不動産投資を始める際に頭金はいくら必要?
不動産投資ローンで融資を受ける際、金融機関から2〜3割程度の頭金を求められるのが一般的です。
もし3,000万円の投資用アパートを購入するなら、600〜900万円が必要となります。
このほか物件売買時の仲介手数料や登記、各種租税など、物件購入価格の数%程度が初期費用としてかかります。
すると最低でも1,000万円前後の自己資金が必要です。
不動産投資における頭金の意味とは
頭金があると、返済能力を認められて銀行融資を受けやすくなります。
頭金が多いほど、適用金利が優遇されるため、総返済額を抑えることが可能です。
また不動産投資では、物件購入額に対していくら収益が入るのかの指標である、「利回り」が重要になります。
家賃から管理費等の経費を差し引いた黒字幅を大きくするためにも、有利な金利での借入が望ましいです。
不動産投資を始める際の頭金がないフルローンのメリット・デメリット
アパート一棟買いのようなケースでは、自己資金があっても3割に満たない可能性があります。
そんな時に検討したいのがフルローンです。
フルローンにもメリット・デメリットがあるため、しっかりと理解しておきましょう。
・ メリット
物件購入にかかる費用の大部分を融資でまかなうことで、頭金ゼロでも投資用物件を取得することが可能になります。
また自己資金があっても、修繕リフォームや不測の事態に備えて、手元にある程度残しておくべきです。
その手元資金を確保するために、フルローンを利用することがあります。
例えば空室リスクに備えるなら、半年程度は無収入(家賃が入らない状態)でも返済可能な資金があると安心です。
・ デメリット
借入額が大きいため、月々の返済がかさみます。
また融資の際に適用される金利が割高となる点にも注意してください。
そして売却したいときも、このような物件は高額であるケースが少なくありません。
買い手が見つからず手放しにくい点も注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
不動産投資で頭金がいくら必要か検討する際は、3割前後が目安です。
しかし利回りの数値次第では、フルローンやそれに近い状態でも利益を上げることは可能です。
手元資金をいくら残すのか、そして年間を通じた収支はどのくらいになるのかを十分に把握した上で投資を進めていきましょう。
私たちホームメイト四ツ橋本町店では、利回り10%以上の収益物件を多数取り揃えております。
不動産投資を始めようとご検討されている方はぜひ、当社までお気軽にご相談ください。