不動産投資を行う際にはローンを利用する方が多いと思いますが、不動産投資において、ローンの繰り上げ返済は積極的にするべきものなのでしょうか。
今回は、不動産投資における繰り上げ返済のメリット・デメリットについてご紹介します。
不動産投資における繰り上げ返済のメリット
支払う利息の額が減る
ローンを支払っていく上で、利息の負担は大きなものになります。
繰り上げ返済を行うことによって、予定よりもローンの返済期間が短くなる、あるいは元本を早く返済することができるため、支払う利息はその分少なくなります。
金利上昇に対するリスクヘッジ
現在は低金利状態が続いているものの、いつ金利が上昇するかは誰にもわかりません。
金利が1%上昇するだけでも、返済額に数十万円の影響が及ぶ可能性があります。
低金利のうちに少しでも元本を減らしておくことで、金利上昇に対するリスクヘッジになります。
不動産投資における繰り上げ返済のデメリット
突発的な出費に対処できない
突然の災害やトラブルで、部屋の修繕やリフォームが必要になる可能性もあります。
そういった場合、手元に資金がないと対応が遅れてしまいますし、リフォームできずに空室状態が続けば、その間家賃収入も得られなくなってしまいます。
また、不動産とは関係なく家族の病気やお子さんの進学などで、まとまった資金が必要になる可能性もあります。
新たな不動産投資ができない
不動産投資は、より多くの数を持っていた方が利益を得やすいという面があります。
繰り上げ返済に資金を使うと、その分新たな不動産投資をするチャンスを逃すことにもなります。
不動産投資で繰り上げ返済をするべき人とそうでない人の違いは?
もし、すでにいくつかの不動産を所有している場合や、新たな不動産を購入するつもりがない場合は、繰り上げ返済を行うメリットが大きいと考えられます。
新たな不動産購入を考えている、お子さんの進学を控えているなど、まとまったお金が必要になる可能性がある場合は、繰り上げ返済によるデメリットが考えられるため、手元に資金を残しておく方が安心でしょう。
まとめ
繰り上げ返済は、返済額を減らすことができ、利息が上がった時にも備えられるなどのメリットがあります。
反面、資金を残しておいてもしもの時に備えたり、新たな投資に利用したりといったことができないというデメリットもあります。
資金をどう使うべきかは人によっても異なりますので、その時の状況に応じて検討するようにしましょう。
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