分譲マンションを購入して不動産投資を始める場合、マンションを購入する時の代金だけでなく、運用中のランニングコストのことも考えなくてはいけません。
マンションを購入して不動産投資をする場合、ランニングコストの中に「修繕積立金」が含まれています。
今回は、不動産投資用マンションを購入希望の方に、修繕積立金についてご紹介します。
不動産投資をするなら知っておきたい!修繕積立金とは?
修繕積立金とは、マンションの資産価値を維持する目的で、共用部を10~15年くらいの周期で修繕するために、毎月計画的に徴収して積み立てておくお金のことです。
エレベーターの点検、エントランスやテラスの清掃などといった日常的な管理に使われる「管理費」とは異なり、外壁の補修や屋上の防水工事など、建物を長期的に維持するために使われます。
不動産投資をするなら知っておきたい!修繕積立金の目安
マンションの修繕積立金の額は、建物によって変わりますが、一般的な金額を求めるための計算式は、国土交通省が発表しています。
ただ、あくまで目安なので、実際の金額はマンションを購入するときに確認するようにしてください。
●修繕積立金の目安の計算式
マンションの修繕積立金の目安=(専有床面積当たりの修繕積立金の平均額[下記※1]×購入予定のマンションの専有床面積)
[※1 専有床面積あたりの平均額]
・15階未満…5,000㎡の平均値:218円
5,000~10,000㎡の平均値:202円
10,000㎡以上:178円
・20階以上…206円
たとえば、10階建て(延床面積:5,000㎡)のマンションで、専有床面積が100㎡の部屋を購入する場合は、218円×100㎡=21,800円/月が目安となります。
なお、20階以上のタワーマンションは、外壁修繕のために特殊な足場が必要であること、昇降式の機械式駐車場があるマンションは、相場より修繕積立金が高くなります。
不動産投資をするなら知っておきたい!修繕積立金は経費になる?
不動産投資のためにマンションを購入した場合、毎月払うことになる修繕積立金は、実際に修繕が行われると完了した日が属する年の経費として計上できます。
しかし、修繕積立金は返還されないのが一般的なので、マンションの管理規則に沿って積み立てている場合は、いくつかの条件を満たせば毎年経費として計上しても良いことになっています。
まとめ
毎月支払う修繕積立金は、不動産投資をするときに見落としがちな出費ですが、資産価値を維持するためには欠かせない費用です。
修繕積立金は高すぎるのも問題ですが、安すぎる場合も購入後に大きく値上がりすることが考えられるので、不動産投資目的でマンションを購入する前に必ず確かめておきましょう。
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