不動産投資は、株やFXなどと同様、まったくのノーリスクではありません。
そのため、知識不足のまま不動産投資を進めると、失敗して資金を失ってしまう可能性があります。
そうならないためには、あらかじめ不動産投資でありがちな失敗を学び、自分が同じ失敗を犯さないようにすることが大切です。
そこで今回、不動産投資でありがちな失敗パターンを3つご紹介したいと思います。
不動産投資で多い失敗パターン(1)サブリースに頼りすぎる
サブリースとは、不動産会社がオーナーから物件を借り、オーナーに代わって物件を管理・運用する仕組みで不動産会社からオーナーに、毎月一定の額が支払われるというものです。
サブリース契約をすると、空室や滞納があった場合でも収入が得られる「家賃保証」が付いており、物件の管理を任せられるのがメリットです。
しかし、家賃保証は家賃相場の80~90%程度で、2年に1度その金額が見直されるという場合がほとんどです。
そのため、サブリース契約を結んだ当初は月10万円だったのに、3年後は9万円、6年後は8万円…と、家賃保証の額が下がっていくケースが多いのです。
また、入居率に関係なく、家賃保証が払われない「免責期間」も問題です。
もし新築時や退去時に免責期間が設定されていると、最も資産価値が高い新築時と、退去した後に次の入居者を見つけるための期間という、家賃保証が一番必要なときに収入がゼロになってしまうというケースも考えられます。
ほかにも、入居者の質が落ちたり、家賃保証をしている会社が倒産したり、といったリスクもあります。
サブリース契約のメリットばかりに気を取られず、デメリットまで見て契約しないと、思わぬ落とし穴にはまることがあるので注意しましょう。
不動産投資で多い失敗パターン(2)管理会社の選び方が甘い
次にありがちな失敗パターンが、管理会社の選び方が甘いということです。
委託費用の安さだけで管理会社を選ぶと、物件と入居者のマッチングなどのノウハウがなく、入居率が下がって家賃も下げざるを得なくなる…というパターンに陥りがちです。
管理会社はどこも同じだと思わずに、ノウハウを蓄積している会社をしっかりと選ぶようにしましょう。
不動産投資で多い失敗パターン(3)修繕積立金の不足
最後にご紹介するありがちな失敗パターンは、修繕積立金の不足です。
通常、中古マンションを購入すると、将来行うマンションの大規模な修繕工事のために、前の所有者が月々積み立ててきた「修繕積立金」を引き継ぐことになります。
しかし、中にはその修繕積立金が足りていない場合があります。
すると、いざ大規模な修繕工事をするときに、不足している分まで支払わなければなかったり、大規模修繕をした方がいいのに費用不足から放置されたままになったりすることもあります。
そうなると、購入した後に思いのほか出費がかさむことになりかねません。
まとめ
サブリース契約に頼りすぎること、管理会社を選ぶときの甘さ、修繕積立金の不足という、不動産投資でありがちな失敗パターンを3つご紹介しました。
これらの失敗パターンをあらかじめ学んで、同じ失敗をしないようにしましょう。
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