投資用物件としてマンションを選ぶ場合、高層マンションやタワーマンションのほかの選択肢に低層マンションがあります。
では、不動産投資を低層マンションで行うメリットは何か、高層マンションとの違いは何かをまとめてみました。
不動産投資を低層マンションで行うメリット:場所
まず低層マンションの定義についてですが、実は明確な定義づけはなく、2階から5階建てのマンションを指すことが一般的です。
低層マンションが建てられる場所としては、主に住宅街であり、都市計画法上でいう第一種低層住居専用地域、もしくは第二種低層住居専用地域が多いです。
この2つの地域に対しては、「閑静な住宅街」との言葉がふさわしく、良好な住環境を目指すために、建てることができる建物の用途に厳しい制限がかけられています。
第一種低層住居専用地域は第二種よりもさらに厳しく、店舗や飲食店を建築することにも制限があり、買い物に便利なコンビニでさえも出店できませんでした(現在は緩和措置あり)。
また、高さ制限や日影規制があるために、大きな建物を建てることはできません。
高層マンションは都市開発にともない、都心や湾岸地域、駅の周辺などに建築されることが多い一方で、低層マンションは住環境が良好な住宅地に建てられることが多いのが特徴です。
不動産投資を低層マンションで行うメリット:高層マンションのデメリット
低層マンションのメリットを挙げる前に、高層マンションのデメリットを考えてみましょう。
比較的駅に近く建設されることが多い高層マンションですが、エレベーターの渋滞で通勤時間が短くならない方も多いようです。
その点、低層マンションの場合は高くても5階程度ですので、忘れ物があった場合でも、すぐに自室に戻ることができます。
また、高層階の場合には、荷物の出し入れにしても、ゴミの廃棄にしても、エレベーターを利用しなければならないことが多く、非常に不便です。
防災面についても、昨今のマンションは、免振や耐震などの機能はしっかりとしているものの、すぐに屋外へ避難できる低層マンションにくらべると不安は残ります。
このように、低層マンションと高層マンションでは、その立地の環境や構造が全く違うことから、メリットとデメリットが大きく分かれるのです。
ちなみにメリットとは少し異なりますが、低層マンションには、「ヴィンテージマンション」と呼ばれるマンションがあります。
さまざまな制限により、高層化できなかったため建物自体に工夫を凝らし、デザイン性が高いのが特徴です。
築年数が30年以上たっていても人気があり、投資にも向いている物件です。
まとめ
高価格な高層タワーマンションなどにスポットが当たりやすいではありますが、家族で居住する方などは、閑静な住宅街や良好な住環境を好む方も多いため、低層マンションのほうが、需要が高いともいえます。
また、家族で居住する場合には、子供の通学なども考慮される方や、住環境を頻繁に変えることもなく、比較的長く居住される可能性が高いため、安定したマンション経営が可能です。
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