空き部屋を作ることなく入居者を確保することは、アパート経営をするうえで大切なこと。
空き部屋が出てしまうと、家賃収入が減るので、収益減となってしまいます。
とくに共用部は、アパートの「顔」とも言える場所です。
入居者のみならず、入居を検討している人に対するイメージを良くするためにも、共用部の掃除は欠かすことができません。
そこで、清掃を委託するうえで、「管理会社」と「清掃会社」は何が違うのか、アパート経営に必要なチェック項目など解説します。
アパート経営における清掃① 管理会社と清掃会社の違い
「管理会社」とは、アパートの住民が快適に生活できるように環境を整え、大家さんに対するサポートをする会社です。
その業務は、マンションの維持・管理に関わる費用の管理、滞納や未払いのチェック、設備の維持など多岐にわたります。
もちろん、共用部の掃除も含まれますが、多岐にわたる業務のひとつという位置づけになります。
一方、「清掃会社」とは、清掃を専門に行う会社です。
マンション清掃に関わる道具一式がそろっているので、材質にあわせて使い分けられるという違いがあります。
アパート経営における清掃業務は、日常清掃と定期清掃の2種類があり、その内容に違いがあります。
「日常清掃」とは、共用部を掃いたりふいたりする、一般的な掃除のことです。
それに対して、ワックスがけのように、半年に一度、一年に一度と、大規模に行うものを「定期清掃」と言います。
定期清掃を行わないと、物件そのものの劣化が早まってしまいます。
そのため大家さんに委託された管理会社が、定期清掃に関しては専門の業者に再委託することもあります。
アパート経営における清掃② 管理するときのチェックポイント
アパート経営にて、管理会社や清掃会社に清掃を委託するとき、実施内容を把握するためにチェック項目を作ることがおすすめです。
チェック項目を共用部に張り出し、大家さん、管理会社や清掃会社、入居者で共有することで、実施状況に目が行き届きやすくなります。
チェック項目は、例えば以下のようになります。
・床面の掃き掃除・拭き掃除をしているか?
・玄関ドアの掃除をしているか?
・案内板の細かいゴミをとっているか?
・くもの巣を取り除いているか?
その他、マンションの設備や仕様により項目が追加されていきます。
管理会社や清掃会社に実施済みチェックをしてもらい、それを大家さんが再度確認するようにしましょう。
もしも直接にチェックすることが難しいのであれば、実施後の状態を写真にとらせ、それを送付する流れにすると確実です。
まとめ
アパート経営では、家賃収入の確保に目が行きがちです。
しかし、そのためには印象のよいアパート環境を作ることが大切。
日常清掃と定期清掃の違いを理解して、委託した会社の実施状況をチェックしる仕組みを作るように心がけましょう。
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